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高森純一郎の創作小説

現代アジアをテーマに小説を書くアマチュア小説家の活動報告、作品紹介、イベント告知など。
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【先頭固定記事】本ブログで無料公開されている作品

【本記事はブログ先頭に固定されている記事です。新規に作成・公開した記事は、本記事より下に表示されます】

本ブログは、政治学の教育及び研究を本業とするアマチュア小説家・高森純一郎が、自作の紹介や販売告知を行ったり、或いは本業に関連する雑記を綴ったりするものです。

基本的には、自作は同人誌即売会での対面販売、もしくは通販にて有償頒布していますが、以下3作品は無料公開としています。これら3作品は、2020年春、緊急事態宣言の発令に伴って同人イベントが軒並み中止となり、多くの方が外出の自粛を余儀なくされたことを受け、無期限で無料公開としたものです。御自宅での時間を有意義に過ごそうという方の選択肢としていただければ…という判断から行ったものですが、後に伺った話では実際にこれら3作品をお読み下さった方もいらしたようなので、無料公開の判断をして良かったと思っています。

いずれもA5版PDFファイルとしてありますので、タブレット端末にダウンロードしてお読みいただくのに適しています。また、ファイルの扱いに特にロックはかけておりませんので、印刷し、紙媒体としてお読みいただくなど、無断転載とならない範囲でご自由に扱って頂ければと思います。

①『廃墟の中で』

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https://drive.google.com/open?id=10JccWxQkun4jMdAe0OcKwlSgKrS6Cj3f
1980年代後半旧ソ連に留学し、ペレストロイカに触れた中国人留学生が、帰国後に天安門事件に巻き込まれていくというお話。
1989年に北京で発生した天安門事件を、西側諸国ではなく、他の社会主義国との対比という切り口から捉えた作品です。

②『賢人支配の砂漠』

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https://drive.google.com/open?id=1IWRPuOyeAYoQBuUGzfcdetjqtmHCNJ0V
人口の80%以上が外国人という中東の都市・ドバイを舞台に、土地と人のつながりや、支配者と被支配者の関係を描いた小説。
作中で描写される砂漠地帯の遊牧民社会を堪能していただければ幸いです。

③『帰るべき国』

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https://drive.google.com/open?id=1NUKYhYO5tEO_Ds_mZ7QkC3g1tjcLuvcC
日本統治下の朝鮮で生まれ育った青年が、より豊かな生活を求めて日本の大陸進出に便乗し、その後中国大陸の激変に巻き込まれていくという物語。
主人公に仮託された東アジアの20世紀へと思いを巡らせていただければ幸いです。

④『大地の裂け目を越えて』

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https://urlzs.com/YRVAh
こちらの作品は、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻を受けて公開した作品です。1990年代半ばのボスニア紛争を、難民の西欧への流入という切り口から描いた小説で、紛争によって不可避的に生じる、そしてこれまでも欧州を悩ませていた難民問題について理解を深める一助になればとの思いから、無料公開としました。

上記以外の作品は、対面販売もしくは通信販売にて頒布します。販売の告知等は、随時行っていきます。
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2022年末までの出店予定

去る11月6日、文学フリマ金沢以来3年以上ぶりの金沢での出店となるおでかけライブin金沢に出てまいりました。この出店で通算売り上げ部数が1600冊に達したこともあり、充実したひとときとなりました。

今後の年内の即売会出店予定ですが、

11/20 東京
11/23 静岡
11/27 松江
12/18 広島

となっております。

27日の松江・花鳥風月は、上述の金沢と並んで貴重な日本海側での出店であると同時に1年ぶり3回目の参加となり、楽しみにしているところです。

なお、来年初夏の完成を目指して執筆中の南アジアを舞台とした新作は、現在9万字余りまで書き進めております。覚えておいていただけると幸いです。

10月後半~11月前半の即売会参加予定

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10月8日~10日の三連休、3年2か月ぶりにシンガポールへ行ってきました。去る8月中旬の韓国での資料収集に続く、コロナ禍以降では2回目の海外渡航であると同時に、実に4年ぶりとなる小説の現地取材となりました。

一昨年の春以降、コロナ禍の中で海外渡航に規制がかかり、また自分自身も総務省関連の仕事が多くなるなどしたため、英語や韓国語を使う機会も2年余りに渡って限られる日々が続いていました。が、この直近2回の海外渡航は、英語も韓国語も以前と変わらずに話せることを確認する機会ともなりました。

さて、10月後半から11月にかけてのイベント参加予定ですが、

10月23日 福岡(文学フリマ)
11月6日 金沢(オールジャンル)
11月20日 東京(文学フリマ)
11月23日 静岡(オールジャンル)
11月27日 松江(花鳥風月)

の計5回となっております。

販売作品は、これまでと変わらず

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の3作品です。

多くの方のお越しを、お待ちしております。

2022年9月から10月にかけての即売会参加予定

今月から来月にかけて、下記の即売会に出店します。

9月19日 おでかけライブ in 沖縄 (於:沖縄コンベンションセンター) ブース番号:C12
9月25日 文学フリマ大阪 (於:OMMビル) ブース番号:F-13
10月2日 文学フリマ札幌 (於:札幌コンベンションセンター) ブース番号:う-13
10月23日 文学フリマ福岡 (於:エルガーラホール) ブース番号:え-39


なお、9月25日の大阪は、午前中、当方がオンラインで学会発表を行っている関係で、13時ごろの販売開始となります。また、10月2日の札幌は、当日17時新千歳発のフライトで東京に戻るため、15時ごろには会場を離れます。ご了承下さい。

販売作品は、以下の3作品です。

2022年新作
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多くの方のお越しをお待ちしております。

新しい学術著作

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本日(8月21日)までの3日間、研究資料収集のため、韓国へ行っておりました。

韓国への渡航は、2020年2月上旬以来。日本国外への渡航自体も、同月下旬の香港を最後に2年半近く、コロナ禍による入国規制や隔離規定、日韓双方のビザなし渡航中断措置等のため途絶えておりました。韓国への渡航については、今年6月の観光ビザ発給再開後も、ビザ申請から発給までに要する時間が不確定な状況が続くなど、依然として短期渡航に難のある状態となっていましたが、今月に入り、電子渡航申請が承認された場合にビザなし渡航が可能となる措置が取られました(ただし、差し当たり、今月末までの措置のようです)。

研究対象に国外が含まれている身にとって、国外渡航と、国外での資料収集の可否は、研究成果の質を大きく左右する重要な要素です。検疫の手続きがあり、また依然として現地でも対人接触に制約がかかるなど課題はありますが、国境を越えた往来が再開されていることは歓迎したいところです。

この間に、本業では日本語で1件、英語で1件、新しい著作を出しました。

「民主化後の韓国における第三政党とその二大政党への合流をめぐる考察 ―第三政党所属議員の政治的生存に着目して―」『北東アジア地域研究』第28号

'Diversified Career Paths of Legislators in New Democracies: South Korea's Case' The 13th Asian Conference on the Social Sciences Official Proceedings


前者は査読付きの研究ノートで、民主化後の韓国で進歩・保守の二大政党が国会の議席の大半を寡占し、交互に政権を担う状況が続いてきたのは、それに抵抗する第三政党を巡り、①第三政党の議員と二大政党の議員が選挙で競合しなければ、第三政党を二大政党の側が吸収する、②両者が選挙で競合する場合、二大政党が第三政党を総選挙で駆逐する…という戦略をとってきたためであると指摘するものです。かつて、日本でも二大政党制がもてはやされた時期がありましたが、その背景には議会を寡占する二大政党による、中小政党への圧迫という負の面もあると示唆する内容になっています。

後者は、6月に座長兼発表者として参加した国際学会での発表要録で、1987年に民主化されて以降、韓国の国会議員のキャリアパスに変化が生じていること、より具体的には、1990年代前半の地方議会選挙再開以降、地方議員経験者が国会議員にのし上がるケースが増えていることを、釜山を事例としたレビューを通じて指摘しています。地方議員→国会議員というキャリアパスは、日本では菅義偉前首相や野中広務元官房長官など、要職を務めた議員の中にも少なくありませんが、世界の民主主義国家を見ると、実はあまりメジャーではありません(イギリスやオランダでは、地方議員から国会議員に鞍替えするケースはかなり限られています)。この点について韓国は、日米のように、地方議員→国会議員のキャリアパスが一般的なものになりつつあるように思われます。

後者については、本文がオンラインで無料ダウンロードできるようになっています。

事の性質上、少々時間はかかりますが、こうしたこれまでの研究結果をベースとして、今回の訪韓で得られた資料を活用した成果を後日発表できればと考えております。