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先日、自室のクローゼットを整理していたところ、4年前に書いた小説の製本版が計17部出てきました。

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『半島と海峡の狭間で』という22万字ほどの長編で、アメリカや日本に国交を断絶され、国際的に孤立し始めていた1970年代の台湾・国民党政権を、韓国大使館の職員の視点を通じて描いた作品です。

私が大学院前期課程に在籍していた頃書いた作品で、周囲に配布するために製本したものです。ただ、書き上げた直後に修士論文の執筆が本格化したため、結局配り損ねていたものであると記憶しています。

今から読み返すと、荒削りな部分が目立ったり、冒頭の謝辞に誤字があったりと、やや難のある作りになっていることもあるので、今回出てきたこの17部に関しては、次回以降の出品イベント(恐らくは11月の文学フリマ)において無償配布させていただくことにします。

興味がおありでしたら、今後の配布機会においてお持ちいただけると幸いです。
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2011.08.23 / Top↑
このところ猛暑が続いておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?今年の夏は節電の必要から冷房の使用を抑制されていらっしゃる方も少なくないでしょうが、どうか無理をして体調を崩されることのないようご注意下さい。

ちなみに、私の勤務先の一つである明治学院大学では、節電策の一環として空調の電源を断続的に切る、という取り組みを行っています。

この取り組み、具体的には西日が差し込んでくる午後4時過ぎに私のいる部署(注:西向き)の冷房を止めるという素敵なもので、教職員に自然の力を嫌というほど思い知らせるという意味では多大な成果を収めていますが、消費電力抑制の面でも同様のパフォーマンスを示しているのかは謎です。

さて、去る14日の午後に、東京ビッグサイトで開かれたコミックマーケット80に行ってきました。

私はこれまで同人誌や文学作品の即売会には全く参加したことがなかったので、夏コミに限らず即売会そのものの初参加という形と相成りました。

11月に自分自身が出品者として即売会(文学フリマ)に参加する以上、一般の参加者として同様のイベントを見ておいた方がいいだろうという思いから足を運びました。

コミケの主流ともいうべきアニメやゲームの二次創作が多かったのは勿論ですが、そうした中に混じって、オリジナルのファンタジー小説を出品されていらっしゃる方もいましたので、買わせていただくことにしました。以下、リンクフリーであるとの事なので、ご紹介と感想をさせていただきます。

「エカポニアの月」の水無月なづきさん。
http://minadukinaduki.web.fc2.com/about.htm
私と同様に自作の小説を印刷・製本の上で販売されていらっしゃいましたが、製版された作品は縦書き・文庫版。より「本」として整った形になっていることに、ちょっとした羨ましさを感じたりしました。(ちなみに、私がこれまでに製本した小説は全て横書き・B5版です)

私のもう一つの趣味(鉄道旅行)の関連で行くと、廃線になった路線の跡地を調査し、それをまとめたレポートを販売されていらっしゃるブースなどもありました。

Out of Standard – 規格外品 -
http://www.asahi-net.or.jp/~hp4d-nstn/
レポートのタイトルは『廃線ファン』。元になっている雑誌『鉄道ファン』の意匠を忠実に再現した表紙に加え、広島県のJR路線・可部線に関する詳細かつ丁寧な取材内容には脱帽しました。ちなみにこちらのサークルさん、販売作品を購入した時にもらえるレシート代わりの券が一昔前の「車内補充券(乗り越し精算の際に車掌が発行する切符)」にそっくりです。
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(左が規格外品さんの券、右が14年前に発行された小田急の本物の車内補充券)

他にも、炎天下でレイヤーさんが頑張るコスプレ広場を歩いてみたりと、今まで足を運ばなかったことを後悔するくらい刺激的な時間を過ごさせていただきました。

目下、この刺激を糧にして、11月の文学フリマに間に合うよう新作(以前ご紹介したベトナム戦争のお話)を書き上げようとしているところです。

ただ現在、所属先(明治大学)の研究論集に投稿する政治学の論文を同時並行で作成しているということもあり、執筆はやや遅れ気味です。

小説と論文、どちらも期限に間に合わない、というほど遅れている訳ではないのですが、気を引き締めて執筆作業に取り掛かる必要はありそうです。

新作の作成状況のほか、旧作の出品予定など、今後お知らせすることがあれば、随時アップデートしていきます。
2011.08.16 / Top↑
しばらく先の話になりますが、文学作品の即売会に出店することが決まりましたので、1回目の告知をさせていただきます。

行事名:第13回文学フリマ
日 時:2011年11月3日(木・祝日) 11:00~16:00
会 場:東京流通センター 第二展示場(東京モノレール・流通センター駅下車)

文学フリマの詳細については、以下の公式サイトをご覧下さい。
http://bunfree.net/

こうしたイベントがあるということを初めて知ったのは去る6月のことなのですが、とても面白そうだと思ったので、この際、出店者として参加してみることにしました。

ブースの配置など詳しいことは後日決まる予定ですが、私は筆名そのままに「高森純一郎」名で出店することになっています。

当日は友人二人が手伝いをしてくれることになっているのですが、実のところ、私はこれまで(売る側・買う側の違いを問わず)即売会というものに参加したことが全くなかったので、具体的な準備内容をめぐって試行錯誤しているところです。当該分野に通暁していらっしゃる方、ご助言をいただけますと幸いです。

肝心の販売作品ですが、現在、ベトナム戦争最末期のサイゴンを舞台とした新作を書いており、これについては確実に出品する予定です。以下に題名と粗筋を記しておきます。

題名:疎遠なる同胞
粗筋:
 1970年代前半のベトナム、アメリカ率いる資本主義陣営の一員として派兵されてきた韓国軍に両親を惨殺された少女グエン・ミン・チャウは、命からがら故郷から逃げ出すことに成功、やがて同じような境遇の少女たちと身を寄せ合い、サイゴン市内のスラムで暮らすようになる。しかし商売の経験に欠け、また腕力が強いわけでもない彼女は、徐々に食い扶持を探すのに窮するようになっていく。そんな折、彼女のもとに「あなたを雇いたい」というオファーが舞い込んできた。払いも悪くない、条件の良い仕事。但し、雇い主は韓国人だった。
 彼女はオファーに応じ、その韓国人の下で働き始める。しかし、ベトナム戦争が最終局面を迎えるようになる中、南ベトナムと並ぶ反共国家・韓国と関わったことは、少女の人生を更に大きく揺るがしていくこととなった…。

字数はおよそ20万弱、400字詰めの原稿用紙だと600~700枚くらいになる見込みです。

これ以外の旧作を出品するかどうかや、販売価格がいくらになるかなどは、今後、随時報告させていただきます。
2011.08.03 / Top↑
本記事では、私の大まかな経歴を箇条書きの形で書いていきます。

(2017年4月1日現在)

筆名
 高森 純一郎 (たかもり・じゅんいちろう)

生年月日
 1984年2月4日

学歴・職歴
 2006年、日本大学法学部政治経済学科卒業
 2008年、日本大学大学院法学研究科政治学専攻博士前期課程修了
 2010年、韓国・高麗大学大学院比較政治専攻博士課程満期退学
 2014年、明治大学政治経済学部助手
 2016年、明治大学大学院教育補助講師・政治経済学部兼任講師
 2017年、明治大学政治経済学部助教

明治大学博士(政治学)
     (専攻:東アジア政治)

所属学会
 北東アジア学会
 日本比較政治学会
 日本政治学会

言語
 日本語、英語、韓国語

宗教
 プロテスタント教徒(バプテスト教会所属)

趣味
 小説執筆、鉄道旅行
2011.08.02 / Top↑
この記事では、私が本ブログで用いている名前「高森 純一郎(たかもり・じゅんいちろう)」について述べさせていただきます。

これは私の本名ではなく、筆名です。今から十四年ほど前、中学生の頃に考え出したものです。

思い出す度に恥ずかしくなる話なのですが、13歳の夏に「中二病」を「発症」した私は、太宰治の作品群に酔いしれる時期を数ヶ月ほど経験していました。

この陶酔の中、「自分も太宰の世界に近づきたい」と小説を書くようになったのが、この趣味のきっかけ。

姓の「高森」は、太宰が愛飲していた煙草「ゴールデンバット」の「バット」、すなわち「こうもり」に読みの合う漢字を当てたことに由来しています。

そういう背景がありましたから、小説を書き始めてから数年は、人間の内面、それも負の側面を細かく、しかし抉るような作品を書こうともがいていました。

ただ、十代半ばから後半にかけて政治学の研究へと興味が向かったこともあり、作品の傾向はいわゆる「大衆小説」の傾向を顕著に見せるようになっていきました。

ここ5,6年は、「近現代の東アジア諸国における政治的・社会的変動にその地域の人々がどう巻き込まれ、また関わっていったのかをミクロな視点から描く長編」というのが、私の書く小説の作風として定着しつつあるものと考えています。

ちなみに、小説を書き始めるきっかけとなった太宰治については、「駈け込み訴え」から受けた影響が最も大きいかと考えています。この作品と遠藤周作の「沈黙」から得られたインプリケーションは、私が安易な善悪二元論から脱却する上で大きな力となってくれました。
2011.08.02 / Top↑
皆様はじめまして、高森純一郎と申します。

本ブログは、大学院で政治学を専攻する傍ら、趣味の一環として小説を書いている私が、自らの描いた作品について紹介させていただくために開設したものです。

具体的には、

 ①これまでに書いてきた小説の紹介
 ②現在書いている作品についてのお知らせ
 ③即売会などのイベントへの参加に関するご案内

などについて、皆様にお知らせしていきたいと思っています。

実のところ私は、facebookなどのSNSを除くと、ネット上で他の方々に情報を伝えていくということをした経験が殆どありません。
それゆえ、本ブログの運用に当たっては戸惑っている部分も少なからずあるのですが、ここを通じて趣味を同じくする方々や、創作小説に関心を持っておられる方、或いは読書好きの方など、様々な方と交流を持っていきたいと思っています。

末永くご愛読いただければ幸いに存じます。
2011.08.02 / Top↑