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前回の記事で「5月の文学フリマに間に合うかどうか微妙」と申し上げておりました新作の長編ですが、一昨日、初稿が仕上がりました。現在校正作業の真っ最中ですが、5月6日の第14回文学フリマの出展には間に合いそうです。

新作の題名は『解放する者たち』

1920年代、朝鮮半島南端の町・麗水(ヨス)に生まれ、一方が「貧困からの解放」のために、そしてもう一方が「圧政からの解放」のために、それぞれ立ち上がった兄弟の前半生を描いた長編です。

「豊かさと自由、どちらか一方をとり、別の一方を捨てなければならなくなった時、あなたはどちらを選択しますか?」
という問いかけに答えることは容易ではありませんし、またそこに模範解答は存在しません。しかし、東アジアの多くの国が開発主義という「経済開発のために自由など他のあらゆる要素を犠牲にする体制」を経て豊かになったという事実を省みる時、この問いに真剣に向かい合うことは、決して無意味なものではないと私は信じます。

頒布価格は、現時点では一部500円を予定しています(正式な価格については、印刷工程に入った後、正式にアナウンスさせていただきます)。

次回の文学フリマへいらした際にお求めいただければ幸いです。

ちなみに、今作に登場する港町・麗水は、今年の5月から8月にかけて万博が開催される町でもあります。数年前に私が行った時の経験からすると、「ソウルから遠い上、安宿しかないような町で万博が成功するのか?」という疑問が拭えないのですが…(私は5月末にこの万博見学を兼ねて訪韓する予定です)。


さて、話は変わって、新たなイベント参加についてのお知らせです。再来月の文学フリマに続いて、6月10日に福岡市で開かれる文芸作品即売会「福岡ポエイチ」にも出展することにしました。

福岡ポエイチについては、以下の公式サイトをご覧下さい。
http://poeiti.yu-nagi.com/

神奈川在住の私にとっては初めてとなる、首都圏以外でのイベント参加です。

今日の午後に出展申請が受理された後、早速羽田・福岡間の航空券や福岡市内での宿泊先を予約したのですが、即売会のために旅行に出るというのが初めてなためか、妙な高揚感があったりします。('-'。)

文学フリマと福岡ポエイチ、どちらも、お近くの方は是非足を運んでいただければと思います。
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2012.03.29 / Top↑
前回の記事で、5月6日に開かれる第十四回文学フリマに出店申請した旨を記しましたが、前回に引き続き今回も出店枠を巡る抽選は実施せず、申請者全員が出店できることになりました。

ということで過日、出店費の振り込み手続きをしてまいりました。

イベント当日に向けて、知人の女性に売り子をやってもらうよう依頼し、快諾して頂くなど準備を進めているところですが…

肝心の長編新作が書き上がっておりません。5月までに製本した完成版を用意できるか、極めて微妙な情勢です(汗)

「5月のイベントまでに長編を一本書こう」と思い立ったのが1月中旬。元来筆の遅い自分が一方でジャーナルに載せる学術論文を書きつつ、もう一方で長編小説を(初稿完成まで3か月以内という限られた時間内で)書き上げるのは無理があったか、という思いも無きにしも非ず。

友人からは、冗談交じりに「落とせ」コールをかけられている有様です(>_<)

が、何とか落とさずに書き上げて見せます。

ちなみに、次回作は韓国を舞台とした作品です。ベトナム戦争を題材とした前回の頒布作が「アイデンティティ」に関わる作品であったとするならば、今回の作品は「物質的な豊かさ」に関わる作品ということになるでしょうか。

是非、ご期待下さい。
2012.03.03 / Top↑