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2月19日から24日まで、エアアジアのセール航空券を利用し、オーストラリアのメルボルンを旅行してきました。

今回の旅行では、幸いにもメルボルン大学に留学しているボリビア出身の方が、現地での私の案内をしてくれました。東京を出発するのに先立ち、私の指導教授が「メルボルンに知り合いがいる。とてもフレンドリーな人物なので、会ってみたらどうか?」と提案をして下さったので、それに甘えることにしたのですが、実際、彼のコーディネートのおかげで、旅行を大いに楽しむことができました。

発展途上国にして、先住民とヨーロッパ系住民が混在する国であるボリビアの官僚でもある彼は、天然資源や農産物の輸出で潤う先進国であるオーストラリアを(すなわち日本とは全く異質の「先進国」であるオーストラリアを)、またアボリジニを巡る歴史の見直しを進めてきたオーストラリアを、日本人とは大きく異なる視点から見てきた人物。同じdevelopment(開発・発展)に関わりのある者同士ということもあり、政治的にセンシティブなイシューも含めて多くを語り合いました。

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さてさて、こちらはメルボルン中心部にあるフリンダース・ストリート駅。私が滞在していた21日土曜日の夜、この駅舎や周辺の建物を鮮やかにライトアップする行事が行われました。

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こちらが、同じ駅舎のライトアップ後の写真です。

このイベントは、White Night Melbourneという、町中を一晩中イルミネーションで鮮やかに照らすもので、上記の留学生の方の喩えを借りれば、「札幌雪祭りみたいに、市街地全体が美術館のようになる」時間を過ごせました。

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また今回の訪問では、メルボルンから70kmほど離れた場所にある港町・ジーロンで、オーストラリア海軍のアデレード級フリゲート艦「シドニー」に乗る機会もありました。今回のオーストラリア訪問が同艦のジーロン寄港・一般開放と重なったため乗艦できたのですが、この「シドニー」、2年半前に来日したこともあるようです。

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現役の軍用艦船に乗るのは、高校生の時むらさめ型護衛艦「はるさめ」に乗艦して以来14年ぶりのことでしたが、普段入れない場所に入れるというのは、やはり楽しいものです。艦内では、乗組員の方々がミサイルや魚雷の発射装置などについて親切に説明をしてくれ、外国人である私の質問にも丁寧に答えてくれていました。

私にとっては初のオーストラリア訪問となりましたが、避寒地として快適な気候、大陸的なゆったりとした街並み、多くの親切な人々との出会い、そして美味なビールなど、「またこの国へ来たい」と充分に思える旅となりました。
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2015.02.25 / Top↑
無題

昨日、「ママ鉄」である友人と、その子供たちと一緒に、さいたま市の鉄道博物館へ行ってきました。

(ちなみに、「ママ鉄」とは「鉄道好きなお母さん」という意味です)

背丈が自分の半分ぐらいの子供と絶えず手をつなぎ続け、混雑する場所ではずっと「抱っこ」をしていてあげるなど、子育ての大変さの一端を垣間見る良い機会ともなりましたが…しかし、迷子などのトラブルに遭うこともなく、楽しく一日を過ごすことができました。

さて、今年の新作であるカンボジアを舞台とした長編小説ですが、現在、約43万字を書いた段階にあります。

目下、本業でも10万字以上と大型の論文を執筆していることが響き、残念ながら3月8日に川崎で開催される即売会‘Text-Revolutions’に間に合わせることはできませんが、3月20日までに初稿が書き上がる見込みですので、4月以降各地で開催される即売会において、順次「新作」として頒布していくことになります。

現在私は、4月以降に開催される同人誌即売会の中では、

・第一回文学フリマ金沢(4月19日)
・第二十回文学フリマ東京(5月4日)

へ出店することが確定しています。また、現時点では未確定ですが、

・第4回福岡ポエイチ(6月6日)

についても、3月14日の出店申請受付開始と同時に出典を申し込むつもりでおります。

これらのイベントへ足を運ばれた際には、是非、当方のブースへとお立ち寄りいただければと思います。

新作の正式なタイトルや頒布価格については、追ってアナウンスいたします。
2015.02.18 / Top↑
ここ2週間あまり、仕事でのお付き合いや大学での各種試験業務、論文執筆などに追われていたこともあり、なかなかブログを更新できない時期が続いていたのですが、この間に、IS、いわゆる「イスラム国」による日本人2人、ヨルダン人1人の殺害という凶行がありました。

人質を取った上で身代金を要求する、或いは犯罪者の放免を要求するといった行為は、容認される余地を一切持ちません。先月のシャルリー・エブド本社襲撃事件に続き、改めて過激派の蛮行を非難するとともに、犠牲者のご遺族に、心からお見舞いを申し上げます。

なお、一連の凶行を受け、強い憤りを覚えると同時に、「この状況下で、自分もなんらかのアクションを起こしたい」と考える人も少なくないのではないかと思います。日本人の人質である後藤氏の殺害が明らかとなった後、自民党副総裁である高村正彦代議士が「若く、正義感のある人々」に「後藤氏に続いてシリアへ渡航することは蛮勇となりかねない。どうか思いとどまってほしい」と呼びかける場面もありました。実際、政情不安定な途上国・地域に不慣れな日本人が紛争地帯へ出向くことは、大いに危険を伴います(特に、語学力の不十分な人がそのような場所へ行くことは、自殺行為です)。与党有力議員が上記のような呼びかけを行うことは、当然のことでしょう。

しかし、中東へ赴くことが困難な人にも、現下の状況に対し、一定のアクションをとることは可能です。

例えば、UNICEFなどが行っているシリア難民・国内避難民に対する支援募金。

クレジットカードや振替手数料不要の専用口座を使えば、1000円札1枚でも行えるアクションです。

抑圧的なアサド政権と、それに対して煮え切らない態度をとってきた欧米の双方に不信感を抱くシリアの難民・国内避難民は、ISが「彼らは反欧米的になりやすく、自分たちに賛同しやすい層である」として、人員の調達源にしている層です。彼らに対する人道支援に貢献することは、絶望に駆られ、ゆえにISからつけ込まれかねないこれらの人々に対し、「自分はシリア難民・国内避難民を見捨てない」という意思表示をすることになります。

ちなみに、私は過去10年余り、ごく僅かな額ですが、途上国・紛争地域への支援経路としてUNICEFへの募金を用いています(手紙を出す際、UNICEFが配布する‘We support Unicef’と書かれたパーソナルラベルを使用しているので、私から郵便物を受け取ったことのある方はご存知かもしれません)。私が児童教育に重点を置くUNICEF募金を選択し続けているのは、自分が本業で研究対象とする東アジア諸国が、初等教育の高普及率にも支えられる形で急速な発展を遂げたからだというのがあるのですが、これはあくまで私個人の判断によるもの。この種の支援の方法・経路は、他にも複数あります。

例えば、国境なき医師団や、↓
http://www.msf.or.jp/

国連難民高等弁務官事務所など。↓
http://www.japanforunhcr.org/

ちなみに、UNICEFが現在開設している、シリア向けの緊急募金受付サイトはこちら↓
http://www.unicef.or.jp/kinkyu/syria/

いずれの団体も、募金の使途に注意すべき但し書きを設けていたり(例:UNICEFの緊急募金は、状況次第では一般募金など他の用途にも充当されうる)、あるいは非常に政治的な色合いを帯びた活動を行っている(例:アムネスティ・インターナショナル)可能性があるので、その点、よく情報を得た上で判断を下すべきでしょう。

判断の付きにくい状況では、一定の折り合いをつけることも大切です。別のイシューでの事例になりますが、私は昨年秋、アムネスティが香港の路上占拠運動に際して行った「香港政府が学生や民主活動家の拘束・弾圧を行わないよう求める」という声明に賛同の署名をしました。この際、アムネスティのスタッフの方から「香港の件に限らず、アムネスティの活動全体に賛同してもらえませんか?」とお誘いをいただいたのですが、私はこれを「香港の一件では貴団体の活動に賛同しましたが、私は本来、『人権擁護』よりも『貧困削減』を重視する立場なので、貴団体とは各論で一定の相違があります」として、丁重にお断りしています。

各人でよく考え、納得の行く経路を定めてもらえればと思います。
2015.02.07 / Top↑