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昨日、大阪府堺市で即売会・第三回文学フリマ大阪が開催されました。

お陰様で、私・高森のブースは持ち込み分が完売となりました。皆様に御礼申し上げます。

今回のイベントでは、以前からお付き合いのある他サークルさんと交わる機会を持てたほか、新聞記者の方から取材を受ける場面もありました。

来月の福岡での文学フリマも、今回と同様、盛会となるよう願っております。

取り急ぎ御礼まで。
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2015.09.21 / Top↑
昨日、第三回文学フリマ大阪のサークル向け出店案内が郵送されてきました。

今回の文学フリマ大阪、私・高森のブース番号はD-28、頒布作品は以下の4作品です。


『異邦人の土地』(2015年作)…頒布価格:500円
1979年、隣国カンボジアに攻め込んだベトナム軍の兵士、グエン・ズン・アンは、首都プノンペンで学校の校舎らしき建物と、その建物の内外に散らばる無数の惨殺死体という光景を目にする。そこは、ポル・ポト政権が設置した政治犯強制収容所であった。その収容所内に入ったグエン・ズン・アンは、多くの死体を前にして立ち尽くす、一人の中国人の男を見つける。 なぜ、解放直後のカンボジアの強制収容所に、中国人の男が立っていたのか…それは、20世紀後半のカンボジアを諸外国の者たち、即ち「異邦人」たちが翻弄し、時に蹂躙してきた結果であった…。
40年前にカンボジアで起こった大量虐殺を2人の外国人の視点から捉え、大国の利害の交差路としてのインドシナ半島を描き出します。

『半島と海峡の狭間で』(2007年作/2014年改訂)…頒布価格:300円
1970年代初頭、韓国大使館員として台北に赴任したキム・ギョンナムは、当地で日米両国が大陸・中華人民共和国に接近し、台湾が国際的に孤立するという状況に直面する。国民党一党独裁下の台湾と、軍事政権下の韓国。反共を国是とする両体制を行き来する彼は、しかし同じ資本主義陣営に属するはずの日米が大陸の共産党政権へと接近していく中、自国の、そして赴任先の政治体制に疑問を抱く。やがてその疑問は、彼の外交官としての立場を危ういものにしていき…。
冷戦体制下の1970年代、日米両国と同じ西側陣営に所属していながら、大陸中国との修交という選択肢をとることのできなかった反共分断国家・韓国の視点を通じ、東西両陣営の対立がアジアに残した痕跡を描写した作品です。

『帰るべき国』(2009年作/2012年改訂)…頒布価格:500円
1919年の三・一独立運動で両親を日本人官憲に殺された朝鮮人青年ファン・シンベクは、残された家族から父と母の志を継ぐよう説得される。しかし青年は、貧しさに甘んじながら大義のために命を懸ける道を退け、日本人資本の下で豊かな生活を手に入れる道を目指す。やがて青年は、日本資本の中国大陸進出に乗る形で天津へ赴くが、その選択は彼の人生を大きく狂わせることとなった…。
20世紀東アジアの政治諸変動が、多くの人々をして「物質的により豊かで、安寧な生活を送ること」を困難なものにしたという現実を浮き彫りにします。

『疎遠なる同胞』(2011年作)…頒布価格:500円
インドシナに派兵された韓国軍によって両親を殺されたベトナム人少女。身の危険を感じた彼女は、当時の南ベトナム首都・サイゴンへと逃れるも、避難先で食いつないでいくため、韓国人従軍記者に雇われ、この記者の下で生活することとなる。やがて、共産軍が南へ侵攻、サイゴン陥落が目前に迫った段階で彼女は…。
外国人の兵士に肉親を殺され、他方同じ国の記者と暮らすことで生き延びた少女の視点から、戦争最末期のベトナムを描き出します。国籍やエスニシティ、或いは国民性といったフィルターを介して世界を見ることの危うさを感じて頂ければ幸いです。


多くの方のお越しをお待ちしております。
2015.09.05 / Top↑