11393161_814677351942583_8453004593135788507_n.jpg

去る週末、福島県いわき市と相馬市、それに宮城県女川町へ行ってきました。
その途中、全線で運転を再開したばかりの仙石線にも乗ったのですが、十代半ばの頃からこの風光明媚な路線に親しんできた者として、同線の完全復活には感極まるものがありました。
東松島市内の高台での宅地造成など、まだ復興に時間を要するところもありますが、同じく開業したばかりの仙石東北ラインとあわせ、同線がこれからも大きな役割を果たし続けることを願っています。


さて、来る6月6日・7日の両日、福岡市で詩歌を中心とした同人誌即売会「第4回福岡ポエイチ」が開催されます。

私・高森は、今年も両日出店します。ブース番号は2日とも‘a-9’(ただし、ブースの位置は6日と7日で異なります)。

2日目は、昨年同様、学部時代の友人がブースでの販売を手伝ってくれる予定なのですが、この友人も当日が楽しみだと言っております。

福岡では今年10月25日に「文学フリマ福岡」も開催されることになっており、今回のポエイチではその事務局の方々もブースを開設されるのだとか。ちなみに、こちらの文フリ福岡についても、私は出店を申し込む予定です(当初は所属学会の年次大会と日程が重なっていたのですが、幸い、学会の開催日程が1週間早まってくれました)。

ポエイチも今回で4回目の開催となり、出店申請者にキャンセル待ちが出るようにもなったそうです。2日間ともに、昨年以上の盛会となるよう願っています。

今回の私の頒布作品は以下の3つ。基本的には4月の文フリ金沢、5月の文フリ東京と同じ品揃えとなりますが、3作品中2作品は、ポエイチでは初頒布となるものです。

『異邦人の土地』(2015年作)…頒布価格:500円 (新刊)
1979年、隣国カンボジアに攻め込んだベトナム軍の兵士、グエン・ズン・アンは、首都プノンペンで学校の校舎らしき建物と、その建物の内外に散らばる無数の惨殺死体という光景を目にする。そこは、当時のカンボジアでは‘S-21’と呼ばれ、今日では「トゥール・スレン収容所」として知られる、政治犯強制収容所であった。
収容所内に入ったグエン・ズン・アンは、そこで散乱する死体を前に立ち尽くす一つの人影を目にし、その人影に銃を向ける。だが、その人影の主たる男は、カンボジア人でもベトナム人でもなかった。彼は、中国人だったのである。
なぜ、解放直後のカンボジアの強制収容所に、中国人の男が立っていたのか…それは、20世紀後半のカンボジアを諸外国の者たち、即ち「異邦人」たちが翻弄し、時に蹂躙してきた結果であった…。
40年前にカンボジアで起こった大量虐殺を2人の外国人の視点から捉え、大国の利害の交差路としてのインドシナ半島を描き出します。

『賢人支配の砂漠』(2014年作)…頒布価格:300円
東京の大学で教鞭をとっていた在日韓国人三世の経済学者・鄭太植は、『在日』をめぐる左右両翼の論争に嫌気がさす中、中東・ドバイの大学から赴任のオファーを受ける。日本国内に留まることへの疲労感もあってそのオファーに応じた太植だったが、遊牧民の伝統を残すアラビア半島の部族社会は、やがて彼に「支配」をめぐる新たな考えを抱かせるようになる。
昨今の「アラブの春」にもかかわらず、絶対君主制を維持するアラビア半島諸国。その内面に目を向けることで、支配・統治のあり方の多様性を描き出します。

『半島と海峡の狭間で』(2007年作/2014年改訂)…頒布価格:300円(ポエイチ初頒布)
1970年代初頭、韓国大使館員として中華民国・台北に赴任したキム・ギョンナムは、当地で日米両政府が大陸・中華人民共和国に接近し、台湾の国際的孤立が高まるという緊迫した状況に直面する。国民党一党独裁下の台湾と、軍事政権下の韓国。反共を国是とする両体制を行き来する彼は、しかし同じ資本主義陣営に属するはずの日米が大陸の共産党政権へと接近していく中、自国の、そして赴任先の政治体制に少なからぬ疑問を抱く。やがてその疑問は、彼の外交官としての立場を危ういものにしていき…。
冷戦体制下の1970年代、日米両国と同じ西側陣営に所属していながら、大陸中国との修交という選択肢をとることのできなかった反共分断国家・韓国の視点を通じ、東西両陣営の対立がアジアに残した痕跡を描写した作品です。

多くの方のお越しをお待ちしております。
スポンサーサイト
2015.06.01 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://takamorijunichiro.blog.fc2.com/tb.php/155-d6cdd329