昨日まで、タイ経由でラオスを訪問しておりました。

東京からラオスの首都ビエンチャンまでは直行便がないため、日本からラオスへ行く場合には必然的に経由便を使うことになります。今回私は、エアアジアのプロモーションを利用できたこともあり、

1. 成田からタイ・エアアジアXでバンコク・ドンムアンへ。
2. ドンムアンからタイ・エアアジアでタイ北東部のウドンタニへ。
3. ウドンタニからバスを乗り継いでビエンチャンへ。

というルートをとりました。

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往路、経由地のバンコクでは、以前の職場で同僚だった方と久方ぶりにお会いし、現地のおいしいレストランへ連れて行っていただいただけでなく、お土産まで持たせていただきました。

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その後、ビエンチャンへ。上の写真はパテト・ラオの勝利を記念し、戦没者への慰霊の意味を込めて建造されたパトゥーサイ。パリのエトワール凱旋をモデルとして建造されたものの、その後の内戦、そして社会主義化による混乱のため、現在に至るまで未完成のままであるとのこと。ちなみに、エトワール凱旋門と同様、パトゥーサイもアーチ上に登ることができ、ビエンチャン市内を一望できます。

その次の写真は、ラオスの国章にも描かれているタート・ルアン。御釈迦様のお骨の一部が納められている寺院なのだそうです。去る5月にミャンマーのヤンゴンを訪れた際は、シュエダゴン・パゴダで御釈迦様の足跡へと案内していただく場面がありましたが、それとあわせ、当地を含む仏教圏東南アジアが、インドからそう遠くない場所だということを感じました。

総じて言えばビエンチャンは、非常に穏やかな街でした。経済成長著しいヤンゴンやホーチミン・シティで感じたような飛ぶ鳥を落とす勢いとは、一線を画す雰囲気。以前、ある学会でお会いしたチェンマイ大学の先生が「ラオスの英語での略称であるLao P.D.R.は、Lao People's Democratic Republicの略ではなく、Lao, please don't rushの略だ」などと冗談を口にしていましたが、確かに時間の経過がゆったりとした場所ではありました。

ただ、ラオスがその首都においてさえ穏やかな雰囲気に包まれているというのは、同国がベトナムやミャンマーのような急速な経済成長を経験していないことの裏返しでもあります。

私は、本業で発展途上国の経済政策を研究する立場ゆえ、ラオスの官僚たちと会う機会も少なくないのですが、彼らの多くが、祖国の貧困と低い成長パフォーマンスにもどかしさを感じています。(南方の隣国であり、言語面での共通項も多いタイが、東南アジアではマレーシアに続く工業化水準を達成していることも、このもどかしさにつながっているようです)

海を持たない内陸国ゆえ、物流コストが高止まりしてしまうなど、色々と乗り越えるべき課題も少なくないラオス。その成長のために自分が関わっていけることがあるとすれば、それは何か?…今回のラオス初訪問は、そのようなことを考える機会にもなりました。
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2015.08.13 / Top↑
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