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去る3日、アジア太平洋地域の各国から来日中の短期留学生を対象に、英語による特別講義を行いました。テーマは‘North Korea's Nuclear Ambition and Rising China(北朝鮮の核開発と中国の台頭)’。北朝鮮による核開発や、近年中国が顕著に見せている膨張主義的な対外政策について、冷戦時代に遡った歴史的背景の考察を交えながら講じたのですが、学生から質問も多く出るなど、充実したひと時となりました。上の写真は、講義に使ったスライドのコピーと、タイから来た学生からもらった記念品のボールペン。タイでは、教員は「王様に代わって物事を教えてくれる人」として、プレステージの高い職業と看做されていると聞きますが、今回はそのことを実感する機会ともなりました。

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さて、この特別講義に先立つ土日、新作の取材で北京に行っておりました。ここ数年、中国本土へは香港から陸路で広東省に入るなど、華南を訪れることが多く、北京へ来たのは韓国留学中の2010年2月、内モンゴル自治区へ向かう途中に立ち寄って以来7年半ぶり。前回訪問時に比べてインフラの整備は一層進み、人々の暮らしが着実に豊かなものとなる一方、上の写真の澱んだ空からもお分かりのように、大気汚染も深刻であり、天安門広場から1.5kmしか離れていない王府井のビル街がほとんど見えないくらい、スモッグが立ち込めていました。まさに上述のように、過去2,30年で大きくrisingしてきた国の首都だけに、7年ぶりに歩いて見ると、この間、正負両面で大きな変化があったことを肌で感じます。

来年春の完成を目指し、現在執筆中の新作は1980年代末、冷戦最末期の中国とソ連が舞台。中国からソ連へ留学した大学生が主人公というお話です。主人公は「天津で生まれ、北京の大学へ進み、そこからソ連へ派遣された」という設定になっているので、北京市内の大学街を歩き、

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天津市内の海河流域も歩いてきました。

新作の原稿は、現時点で46,000字余りを書いた段階。完成は半年以上先ですが、御記憶頂けますと幸いです。

<おまけ>

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北京での取材の途中、円明園に立ち寄りました。19世紀半ばのアロー戦争の際、英仏軍に破壊された清朝の庭園です。写真の、アロー戦争の際に廃墟になった箇所以外は、中華庭園として綺麗に整備されており、思っていた以上に楽しむことができました。
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2017.07.04 / Top↑
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