一昨日、所属先の事務より、今年4月に作成した私の今年度の研究計画が、国の競争的研究資金である科学研究費補助金、いわゆる科研費の1カテゴリーである「研究活動スタート支援」に採択されたとの通知を頂きました。

国家予算より研究費を出していただけることを恐縮に思うと同時に、引き続き、競争的資金を投じるに値するだけの研究活動を行っていきたいと思います。

さて、本日までの10日間、韓国の延世大学・原州キャンパスにおいて、所属先大学から短期派遣されている学生の現地指導に当たっておりました。

いわゆる「短期留学」の引率であり、今夏は先月のボストン・ノースイースタン大学への派遣事業を含め、同種の業務を2回担当させていただいたことになります。

東アジア政治を専門とし、高麗大学への留学経験も持つ私にとって、韓国での引率業務は同国から受けてきた学恩の一部を返す絶好の機会。そうした思いもあり、今回は、日韓の通訳やホスト側との連絡・調整などといった通常の引率業務をこなす傍ら、私自身のささやかな企画として、韓国の政府系財団で研究職を務める日本人(=私の高麗大留学時の友人)と学生との会食をセットさせていただいたりもしました。

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また今回は、延世大学の学生・教職員を対象とした特別講義を行う機会もいただきました。講義のテーマは「利益団体政治をめぐる日韓比較」。韓国政治の研究では、理念を媒介として結成される市民団体の動向は非常によく取り上げられるのですが、経済的利益を媒介として結成される利益団体の動向は空白地帯となっています。そこで今回の特別講義では、自分自身の研究テーマ(農民団体の政治活動)に引き付ける形で、その空白地帯に光を当てさせていただきました。講義後に数多くの質問や意見を頂けたことを幸いに思うと同時に、この機会を設定してくださった方々には心から感謝したいと思います。

学生たちはもう10日間ほど現地にとどまり、後任の引率教員の指導を受けつつ、授業の聴講やワークショップを行うのですが、現地到着後、数日もしないうちに先方大学の学生たちと親しくなった彼らのことです。その柔軟性を発揮し、日本国外を動き回る上で必要なノウハウを積極的に吸収し、成長してくれるものと信じています。

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なお、私は現在、成田帰着後も自宅へは戻らず、空港ターミナル内にいます。この後、21時過ぎに当地を出発するエチオピア航空に搭乗、香港、アディスアベバ、および西アフリカ・トーゴのロメを経由し、ブラジル・サンパウロへ向かいます。初めてとなる南米訪問、いろいろと楽しみです。
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2017.09.08 / Top↑
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